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3Dプリンターをススメたい人・ススメない人

3Dモデリング&プリンター
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チキン
チキン

3Dモデリングが出来る出来ないは別にして

3Dプリンターをススメたい人、ススメない人、などなど

3Dモデリングとプリンターについての個人的な所見です

3Dプリンターをススメたい人

  • 立体物が欲しい人
  • 速度と精度を重視したい人
  • 量産したい人
  • 手作業でのスクラッチが苦手な人

上記のような人たちにはオススメします

立体物が欲しい人
製作過程や素材を気にせずに完成品(立体物)を優先する人です

速度と精度を重視したい人

練度にもよりますが、モデリングとプラ板パテから削り出すのでは印刷時間を加味しても3Dが速いです

精度についても安定して同じものが作れます

量産したい人

一度モデルを作ってしまえば何個でも量産できます。レンチンと言われる所以

手作業でのスクラッチが苦手な人

プラ板パテの工作が苦手で形は作れるけど精度がダメだーって人

※そもそも物体の構造を自分で考えたり、頭の中で組立出来ない人は3Dモデリングの前にそっちを勉強した方が良いです。

3Dプリンターをススメない人

  • 製作過程を重視する人
  • コンテストやオークションに出品する人
  • レジンアレルギーの人
  • 家族の理解が得られない人

上記のような人たちにはオススメしません

製作過程を重視する人

完成品ではなく作る過程を楽しみたい人、手作業でないと納得できない人

3Dモデリングしてる間はプラモデルを作ってる感覚は無くなります

印刷されたものもレジンです、プラ板パテ以外は認めない人はやめておきましょう

コンテストやオークションに出品する人

コンテストはレギュレーションによっては参加自体がNGな事もありますので

ルールをよく読んで守ってください

3Dプリンターで作ったザクをオークションしたらアウトでしょ

レジンアレルギーの人

致命的、肌に触れるとアレルギー出ちゃうくらいの人は多分無理

そうでなくても液体レジン素手で触ると手荒れとか

家族の理解が得られない人

致命的、低臭のレジンでも臭いはするし、室内に危険物を置く事に同居人の同意がない人はやめておきましょう、家庭の方が大事です

3Dプリンターはチートでも魔法でもレンチンでもない

3Dプリンターでパーツを作るのには

  • 3Dモデリング
  • プリントデータの作成と印刷設定
  • 表面処理と現物擦り合わせ

少なくともこの3点の技術は不可欠ですが

今現在3Dプリンターで立体物を作ってる人は、異世界転生のように生まれ持ったり、神から授けられたりしてこの技術を得たのでなく、単純に勉強して反復練習して身に付る努力をしただけの人です

手作業でプラ板パテを削り出して作るのを練習して身に付けた人たちと何ら変わりはありません

使う道具が違うだけの話です

素組する時にランナー手でちぎる人がニッパー使う人をチート呼ばわりしたら

え?逆になんでニッパー使わないの?使えない理由があるのかな?って思うよね

とはいえ

私も手作業でプラ板パテを削り出したり箱組したりで作った事のある身なので

量産力と精度の高さを目の当たりにしたときにこれはズルいと思いましたが

3Dモデリングソフトや3Dプリンターが一般庶民に手が届かない金額で、選ばれし者の技術ではなく、モデリングソフトは無料、3Dプリンターもちょっと積みプラを我慢したら買える金額

なので、チートだ魔法だレンチンだズルだって思う人はなんで使わないの?

って話に収束します。

何の敷居が高いのか

前述の3つの技術の内、表面処理と現物の擦り合わせについては、ある程度プラモデルを作ったり改造したりする人には既に備わっている部分だと思います。

プラと若干違うのは素材がレジンなのでガレキに近いですが、些末な問題です。

プリントデータの作成というのは、印刷時のサポート(ゲートみたいなもの)を付けたり、印刷が上手くいくように配置したり傾けたりの知識と作業を言ってますが、自動でサポート付けてくれたり、配置や傾きのセオリーが既にHowtoとして存在するので、ググって読んで実践したらある程度なんとかなります、印刷設定は機種やレジン、フィルム、温度といった、”おまかん„(お前の環境)によりますが、こちらもセオリーがあるのできちんと調整するだけの話です。

問題は3Dモデリングになります

ソフト自体は無料の3DCADが超高性能なので入手は容易です、パソコンも最新でなくても数世代前のノートパソコンですら使用に耐えられます、となると、本題は使い方ですね。

仕事や勉強で3DCADを使わない限り触れることのない技術です、学習の機会を自ら持たないといけないのですが、新しい事に挑戦したり学習することは、気合体力時間がないと難しいのでこれが敷居となっているのでしょう

最後に

今現在が黎明期なのか成長期なのかは定かではありませんし

今後3Dプリンターが持つ危険性によって規制されるのか更に発展するのか分かりませんが

持っていて損する技術はないってのが持論なので興味ある人はまず無料の3DCADを触ってみたら良いと思います。

正直なところ、まだまだ人口が少ないので心底では受け入れられてないのは理解してますし、「ああ、なんだプリンターなのか」って思われてるなって、口に出さなくても肌で感じることが多々ありますし、3Dプリンターで作ったパーツを排除したいメーカーの気持ちは分かります。

だって3Dプリンターがあれば、バーニアもハンドパーツも武器もヘタすりゃプラモデル自体買う必要がなくなりますし

今後3Dプリンターがどこまでプラモデル業界に食い込んで行くのか、どこまでの市民権を得られるのか見ものですね

まぁ、コンテスト参加できなかろうがプラじゃないと言われようが、私は作り続けるんですけどね

チキン
チキン

さて、次回は3Dプリンターを使って1年ちょいの間に必要だったモノを紹介しますね

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