1/144 HQゾリディア
ご覧いただきありがとうね!
以下は製作の回想記ですので興味ある人はご覧ください
※個人の感想です
ハイクオリティシリーズ
それはこの世に2つしかない希少なブランド
そんな訳で本来は1/100HGゾリディアを作るつもりが
諸事情で1/144HQゾリディアを作ることになりました。
数年前、ビルドファイターズブームで再販された時に購入したものです
放送当時は1/144ラインアップを買い揃えていた私は
あまりにも設定と違う成形色に恐怖し、怯え、竦み、性能を活かせぬまま
HQシリーズ=ヤバい
という先入観を植え付けられましたが、大人になった今ならやれるはずだ!
29年後の君へ
やはり、このキットは怖い!
いい意味で。
全塗装当たり前の今となっては成形色がとんでもなくても意に介す事も無く。。。
素組の写真撮り忘れて捨てサフしちゃうくらいにはトラウマになっているようです。
だって赤いんだぜ
基本的にはゾロアットの流用キットで当時のランナーの少なさから仕方のない事なのですが
どのくらいヤバい鮮烈かは
↓この時点で分かりそうですがw
ポッチのガンプラ+さんにてご覧ください。
色の足りなさをシールでカバーさせる気すらないこのキット
塗装前提ですが、キット化されていること自体に感謝しなければいけません。
バンダイよお恵みをありがとうね!
その罪滅ぼしかわかりませんが、Vガンダムシリーズでは希少な1/100サイズが出ている唯一のザンスカールMSです。(後にシャッコーがプレバンしましたが)
色はさておき、このプロポーション。
素晴らしい。まるでザンスカールの精神が形となったようだ!
顔がHQ、彫りなおしただけでこれはまさにHQ、いやこれ当時500円
いかに顔やプロポーションがHQとはいえ、やはり時代を感じるこのキット
バランスを崩しすぎない範囲での延長とモールドの甘い部分や解像度を少し上げるだけで十分通用しそうなのでその点を意識して工作するのが方針
29年前の君へ
さぁ、とりかかります
素組してマッキーで色塗ってた29年前の自分に見せてやりてぇよぉ
まず取り掛かったのはビームライフル
武器を先行するのはテンションを維持する秘訣って誰かが言ってた。
キットをご覧の通り、ペラい。非常にペラペラ、武器たるもの厚みがないとね!
基本的に既存キットが手元にあるなら写真撮るか平面スキャナーでデジタル画像化して
トレースして3Dモデリングするとあっという間に完コピ出来ます。
あとは厚みなりディテールなりを足したり引いたりで完成です。
15m級のMSのハンドパーツは小さく、持ち替えられるようにするとポロリやら面倒なので
グリップとハンドパーツを一体にしてプリントしてあります。
ハンドパーツの解像度が上がっただけでも大分リアリティが増しましました
キットのサイドスカートは肉抜きされている&バーニアが開口されてないので作り変えます、バーニアの形状は設定と違いますが2重構造で塗分けしやすく作りました。
前スカートも同様に作り変えます、キットはVフレームを採用していますが
Vフレームは動かすとすぐヘタれる事でお馴染み、本体の心材に同じ小型MSの代表格HGUCのF91を使いました、余ってた。
胴体から股関節太ともまでと腕の2重関節をF91から移植しつつ関節は現代のHGUCと同等の可動になるように各部を工作していきます。
隙間が出ちゃう部分はディテール入りのパーツで埋めて解像度を上げていきます。
一度モデリングしておけばほかにも流用出来るのが3Dモデリングの便利な所
バックパックも思うところはあったもののとりあえずバーニアの置き換えで様子見
こちらも2重構造かつ他にも流用出来るので量産も塗分けもしやすい
結局、彫ったり削ったりでバックパックはそのまま活かす事にして
肩のスパイクも作ります。
2重構造で塗分けが(以下略
小型MSなのでスパイクもザクと比べて小型
塗装後接着剤で貼り付ければOKとします
頭部が埋まりすぎてる感があるのでほんの少しだけ延長の意味も込めて
最近では当たり前の首ポリキャップに変更しました、ほんのわずか頭部の位置が伸びます
隙間埋めにディテール入りプレートを作成、採寸と印刷がバッチリだと無加工でこのハマり具合
ビームシールド発生器はなんだか小型で腕から離れすぎて浮きまくっていたので、やや大型化して腕に密着するようにしつつボールジョイント接続に変更し自在に可動するようにしました
ついでに透明なプラ板を挟めばビームシールドを再現できるように2重構造で(以下略
ここまで作ったパーツに置き換えたり、元キットを彫りなおしたり開口したりの途中経過です
塗装後の写真ですがショルダーのココも一旦切除して設定に近い感じで再建したり
大きくシルエットは変わりませんが、細かい所の解像度を上げて行きます
左がキットそのまま、真ん中が組立済み、右が組立前です。
2重構造で塗分けが!マスキング苦手マンなので可能な限りはパーツ分けでモデリング
キットそのままのパーツも彫りなおして、しっかり色分けで塗装したら十分通用するレベル
右ショルダーにはカテ公マークデカールを貼ったのでこの機体はカテジナ機になりました。
パーソナルマークといえばVガンダムの武器セットにはシールが付属しています。
素晴らしい設定資料、希少すぎるシール、勿体ない病
となれば、十八番
テプラデカール!cvドラちゃん
なんでも作ったらええんや!
個人利用なら著作権も許してくれる!
こんな感じでキットを活かせるところは活かし、気になる部分は作り直して
現代に通用するディテールに解像度を上げる方針で作りました。
自作部分は良いにしてもキット部分はマスキング必須でしたが
ザンスカール帝国万歳
29年前のリベンジはしっかりと果たせたのではないだろうか
顔が良い、ひたすらに顔が良いこのキット
各部も甘さはあるものの彫りなおしたりシャープにしてやれば十分現代でも通用するレベルでしたね
ただしVフレーム、テメーはダメだ
関節移植の工作が出来る人ならVガンダムのキットは今でもオススメです。
全然再版されないので買えないけどな!
定価500円ぞ!