まずは完成した地球クリーン作戦をご覧ください。
ご覧いただきありがとうね!
以下は製作の回想記ですので興味ある人だけご覧くださいませね!
どーしてもアインラッドが欲しい
みんなもそうだろう?
アインラッド、それはVガンダムにおけるアイコンの一つ
母さんです。の原因やビーム兵器をほぼ無効化して地球をクリーンにする様子は
当時Vガンダムをリアルタイム視聴した小学生ワイに強烈な記憶を植え付けたのでした。
時は流れ、現在においても宇宙世紀上では最強のSFSと呼ばれ
タイヤ!タイヤ!と羨望の眼差しを受け続ける輝かしい乗り物
だが、一向に発売されない、というか、Vガンダムの機体自体が当時キット以降ほとんど出ない
クロスボーンガンダムゴーストの流れでプレバンでワンチャン!
参考展示すらされやしない!
なら、もう作るしかないよね!
というか、過去にBクラブからアインラッドは発売されていますし、フルスクラッチした人も居ます。
だが、3Dプリントした人は居ない!
はい、やりましょう。
3Dモデリングをする
意外でもなんでもなく簡単なんですよ。
なんせタイヤなんでね
当初は1/100ゾリディアを作り乗せる為にと思っていましたが
サイズがヤバい。
1/100で全高が30cm
分かる?30cm。
30㎝定規を15cmの位置を中心にしてくるっと1回転した大きさが直径30cmだよ(錯乱
LPレコードと同じサイズだってさ!
置き場がない!印刷が困難!
モデリング時点では1/100でしたが泣きながら1/144にサイズダウンしました
約0.694倍すると1/100が1/144になります。
これで全高が約20cmになるわけです、大体バレーボールとか500mlペットボトルの高さです
これなら現実的ですよね!たった20cm!MGと大差ないね!
置き場は良いけど、そんなもん3Dプリントできるんかい。。。
FDM方式ならまだしも光造形では困難、そう判断して
ホールケーキよろしく切り分けました。
構造的にはタイヤとホイールを分割し8等分したものを印刷し、接着して丸にする想定です。
なお、原作のタイヤは真ん中で割れてパカーンと開きますが
そんなものは見なかった、いいね。
オミットしました。
15m級のMSがギリ乗れるサイズなので1/144サイズのダミーを置きながらモデリングして
ほい、完成。
水洗いレジンをどんどん使います
泣ける。
アルコール洗浄のレジンは臭気やIPAの関係(洗浄に手間がかかって面倒なの)で水洗い一択なのです。
この時3Dプリンターを使い始めて約3か月
まだ印刷のコツや肉抜きについての見地が未熟だったために
多量のミスプリントを生み出し、どんどんとSK本舗さんの売り上げに貢献しました!
3Dプリンターを使ってほぼ1年になる今ならもっと上手くやれるでしょう。(絶対やらない
そんなこんなで涙で前が見えなくなるのが先か印刷が終わるのが先かのチキンレースを制し
8個のパーツが印刷出来ました。
今見返すと絶対こんなにサポート必要ない
所々肉抜きしたモデルに変更したりになってますが
まって、丸じゃない
そう、重さ故の脱落を恐れるあまり(実際脱落したし
サポートを付けすぎてタイヤの内側や接合面が太ったりで丸くならない!
3Dプリンターは簡単?チート?魔法の機械?
は?ばーか!ばーか!
やってから言えよ!
そもそも、3Dプリントで作ったものを既存キットに組み込むのだって設計の段階でバチピタになるように設計するか、現物合わせで加工するかの技術は当たり前に必要なんだよね
出来の悪いガレージキットを作る
こんなクソキット、例え版権的に許されても人様には譲れんぞ
それくらいタイヤの組み立ては大変です。
まずはタイヤを丸くしないといけない
ホイールはタイヤで大失敗をした後、肉抜きやらを見直したので比較的容易に組立られました。
だが、この時点で正円ではない!
なんとか丸に近づくように、削り過ぎたら盛ればよい!を合言葉に
目指す形状を印刷して、ひたすらヤスリ掛けしました、大型の鉄ヤスリ、電動、低番手
だが、削れない、相当な労力を要しましたが全然整いません
ある程度で妥協して接着をします
使うのはセメダインのスーパーXゴールド
レジンの接着だけでなく色々な物体の接着に便利です。
ちなみに、テストで接着したレジンを落としたくらいでは剥がれず
机に結構な勢いで叩き付けたら剥がれました
普通には起きないくらいの衝撃でしたので3Dプリント品の接着にはこれで間違いないと思います。
ただ、この接着剤では継ぎ目が消せないので、出来てしまった隙間にUVパテを刷り込んで硬化させて継ぎ目消しを行います。苦行
クリアランスをとりながらなんとか形になりました。
この段階ではまだ2等分
単純に作業が粗いのも相まってこれだけの隙間ができています。
しかしここに試しにゾリディアを載せてみると
ええやん!
いや、顔暗すぎるやろ。。。この点はどうしようもない
しかし後日、肩のスパイクを仮止めしたゾリディアを載せてみると
ダメじゃん!
対策として左右のキャノン砲本体と、接続パーツを上方へずらしながら小型化することでなんとか事なきを得ました
サイズや軸の位置修正なんかを簡単に出来るのは3Dモデリングの良いところですが
再印刷するごとにレジンが減ります(当然)
仕上げる?
まぁ特に難しいことも無いですし
信条としてマスキング不要な塗装しやすいパーツ分けを目指してモデリングしているので
サッと塗りたいところですが、タイヤの色だけは大事なところなので、以下の色をポチってテストしました。
便宜上Amazonリンクを貼らせてもらってますが、こういう塗料とかは実店舗か、行けない時はヨドバシの通販が超速くてマジ助かる、控えめに言ってヨド神。
結果ラバーブラックに決定、良い感じです。
さて、タイヤは無事完成しました、乗るゾリディアも完成です。
ディスプレイ用に輪留めを兼ねてスタンドを用意しましたが
なんか、こう、寂しい
量産?馬鹿を言うな、もうHP(液体レジン)はゼロよ!
あ、クリーン作戦や!
地球クリーン作戦のジオラマにすりゃええんや!(ド鬼畜
地球クリーン作戦に必要なのは更なるタイヤです
でもこれ以上、大型のアインラッドは量産無理です。
なら小型のタイヤや!
ガリクソンや!
こうやって完成は伸びるんだよなぁ
ジオラマベースを作る
脱線してガリクソンを作った後はプラモどころかガレキでもなく木工工作
材料は100均で買える板材と紙粘土、スタイロフォーム等々を使っていきます
木材で土台を作り、スタイロで岩場を作ります
換気をして半田ごてで表面を撫で溶かしながら岩っぽく表情付けをします
紙粘土で地面を作って
塗装して、背景をネットで借りて
ちぎった綿に着色して砂煙を作り
銘板を作って
ほい、完成 約40cm×30cmサイズのジオラマになります。結局、置き場に困る
まとめ
こんな感じで、子供のころ夢見たアインラッドは完成しました。
当初からは大幅に予定が狂いましたが!
Fusion360で3Dモデリングを本格的に学び始めて約2ヶ月後に作り
3Dプリンター購入後3ヶ月目の技量でも十分に立体物として取り出せました。
後はもう、ガレキにしても簡単な部類なので根気の問題
今後もザンスカール製MSは定期的に作っていきたいところ。
尚、手持ちの当時キットはこれだけ。
さーーーーて次は???