前回は仮組みをして、難しくはないけど、ひたすら根気のいる工作をしました。
今回は塗装からです。
石垣を塗って地面をデコる
石垣をグレーで塗ってからスミ入れまで終わった段階です。
グレーの塗装はグラデーションもつけずにのっぺり吹いたので
スミ入れの拭き取りは雑にやってムラを残しておきました。
更に汚したり石に色を載せたりします。
もっと細かくグレーのバリエーション増やせば良かったなぁと、今にして思います。
これだけでもかなり雰囲気が変わりました。
ここから地面のデコに入ります。
実際の名古屋城の実情とは、かけ離れてしまいますが、置物としてバエるようにデコっていきます。
まずは土
タミヤ情景テクスチャーペイント土です。
テクスチャーペイントは本当に便利なのでちょっとしたジオラマや情景作品作る人は使ってるよね
これは後に雪を買い足してキャッスルクラフトコレクションでも使用しました。
こうやってジオラマに使うだけでなく、陸戦型とか地上用のロボットの足回りのウェザリングにも使えます。
面白いマテリアルですな
なお、名古屋城は北側が水堀で南側は空堀です。そしてこの本丸周辺はすべて空堀になっています。
北側は直ぐ側に堀川があります。というか名古屋城を作るための資材運搬のために掘ったのが堀川です。名前まんまです。
土のテクスチャーペイントの上から鉄道模型用のパウダーを茶こしを使ってふるってあります。
通路には鉄道用のバラストをふるってあります。
バラストはサイズ感を考えて一番粒の小さいと思われるものを使って
まいた所に水で溶いた木工用ボンドを霧吹きで吹き付けて接着してあります。
クソ地味ですがめっちゃ手の混んだ事をしてあります。
城の塗装と組み立て
城の塗装については、そう特筆すべき点もありませんが
新築ぴかぴか!な建物でもないし、経年劣化しててアジがあるので
割と雑目にムラが出るようにバーっと塗りました。
一通り塗り終わったら組み立てつつ、屋根などにウェザリングをしていきます
名古屋城といえば!な、金鯱をとりつけたり
ちょっと緑が濃すぎたり、ウェザリング強めな感もありますが、遠目で見るとまぁこんなもんかな?と思うくらいのバランスです。
なお、破風がやたらハゲてますが。
現物も結構ハゲ散らかしてたりするので、意外と再現度高かったりします。
バエさせたいなら桜でしょ
不穏な事を言い始めましたが
トミーテックのザ・樹木です。
ご覧の通り1/150サイズですので、1/350に配置するにはサイズ感が違いすぎました。
なので幹の部分を切り捨てて、枝を地面に植えてサイズを抑える事でバランスをとりました。
あと、桜ってわりになんかフォーリッジの色が薄いんですよね
もっと濃く主張してほしいので、フォーリッジを絵の具のピンクで着色して、鮮やかで派手な桜にしておきました。
実際の名古屋城にこんなとろこに桜の木は無いハズですが、まあそこはご愛嬌
だいたいこれで完成しましたが、せっかくなので更にデコります
そうだ!ライトアップしよう
そうだ!もなにも、最初からそのつもりで土台を用意してあります。
電子工作勢には割とおなじみタカチ電機工業さんのYM-400です。
でっかくて平ぺったいアルミケースです
DX名古屋城のサイズが幅:310×奥行:190×高さ:160mmなので
幅:400×奥行:250mmのYM-400はかなり最適解でした。
マスタースイッチと人感センサーのテスト、この人感センサー組み立てキットで
コレ自体を組み立てるのすら当時は手こずってた記憶がありますわ
それをアルミケースに組み込んでいきます。
外装はそのままだと無骨なアルミなので100均で買ってきた木目調シートを貼ってあります。
なんだこの冗談みたいな配線
今だったら絶対にこんな事しないだろうなーのオンパレード
そもそもこれ、据え置きで人感センサーを搭載してるのに電池給電とか頭悪すぎます。
今なら普通にACアダプターかUSB給電にしてコンセントから電源とるわ
なによりもこれ、LED一つに対して1個カーボン抵抗つけてるwwwww
今ならCRDで一発だろう、やり直したい。
これは典型的な電飾素人仕事、今ならもう少しマシにできるわ\(^o^)/
スポットライトはガンプラのバーニアをくり抜いてLED3mm砲弾を埋め込んで作りました。
天守閣を照らせるように4個配置した覚えがあります。
正面からは極力見えないように、桜や銘板で隠れるように配置してあります。
カバーを特注しておいたのさ
この上の写真とか下の写真とかよく見るとなんか土台の足回りに段差があるのわかりますよね
これ、もしかしてカーバーがある?
なんか当時ググったときは簡易なカバーが特典で付くキットがあるって見たような記憶があったんですけどね、他の商品の話だったかもしれない。
当時住んでいた賃貸マンションの玄関です。
こんなジオラマをカバー無しで置いておいたらホコリまみれで取り返しがつかないことになります。
城郭を作るときは置き場とカバーを考えた上でサイズ選考すべきかと思います。
このときは、はざいやさんにオーダーメイドで作ってもらいました。
完璧です。寸分の狂いもなく完璧にオーダーしたサイズのものが届きました。
アクリル加工もやってみたいですが、さすがはプロのワザマエ。オソレイッタ!
築城完了!尾張名古屋は城でもつ!
この名古屋城が2014年作でした。
初の城プラモでしたが、そこまで作りにくいという事もなく
こだわろうと思えばどこまでも手を入れることが出来る、城のプラモとは奥深いもんです
コレクションするなら1/700サイズがいいでしょうね
1点ものとして置くのなら1/350は存在感ある大きさで、非常にバエます。
なお、このプラモデル、はざいやさんのカバーのおかげで
7年経った今日現在も、この通り元気にやってます。
以上、童友社 1/350 DX版名古屋城でした。
結構安定して見かけるプラモデルではあるので、興味がある人や、地元にキット化されてる城がある!なんて人は作ってみると面白いですよ。